2023(令和5)年7月6日(木) 富山県視覚障害者福祉センターの高島 所長を講師にお迎えし、「視覚障害者との接し方」について学びました。
演習ではまず、高島 所長が学生とペアになってデモストレーションされた後、学生が2人組になり、ガイドの仕方を体験しました。
*授業内容
1 見えない・見えにくいとは
(1)全盲と弱視・見えにくい状態、晴眼
(2)いろいろな視覚障害者、見えにくい人たち
(3)社会参加上の大きな制限と対応
2 ガイドの実際
(1)ガイドの条件
(2)ガイド全般に必要な「相談する」「聞く」態度
(3)視覚情報の提供
(4)歩いている途中で状況が変わる際、事前に伝える
(5)いろいろな見え方に応じたガイド
3 ボランティアのいろいろ
(1)コミュニケーション関係
(2)歩行関係
(3)その他
<学生の感想>
- 実際に目をつぶって歩いてみると怖かったので、周りのサポートがどれほど大切かを学ぶことが出来ました。
- 視覚障害のある方を誘導するのが難しかったです。目を閉じて歩いてみると、周りに物などはないかが全くわからなかったので、細かく説明することが大切だと思いました。
- 視覚障害がある方への接し方を体験してみて、一緒に歩く時に障害がある方のペースに合わせることで不安が無くなると思いました。また、目をつぶって歩くと怖かったので、もし視覚障害の方と歩く時は相手に歩幅を合わせたり、スピードは大丈夫か、聞きながら歩きたいと思いました。
- 目の見えない人はどのような見え方なのか。実際に目を閉じて誘導してくれる人の腕につかまって歩きました。目が見えない真っ暗な状態で歩くことは、とても怖かったです。しかし、不安を少しでも和らげるために「今から右に曲がりますよ」など声かけをすることで、少しは安心することができるんだと思いました。
- ただ腕を持ってもらい歩くのをサポートするのではなく、自分が見えている情報や、どう動くのかを分かりやすく説明することが大切だとわかりました。
- 道案内の演習をして、相手の半歩前に立ち、相手にひじのやや上をつかんでもらうことが大事だと知りました。
- 視覚障害について学びました。特に印象に残ったのは、ガイドヘルプです。高島所長さんも仰っておられましたが、ラストマンを見ていたのでイメージしやすかったです。どのような声掛けをしたら、安心できるか考えてできたと思います。
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