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2025(令和7)年6月24日(火)、それぞれが目指すべき将来像を確立してくれることを願って、標記の特別講座を開催しました。
毎年、2年生だけでなく1年生もキャリアデザイン演習の1コマとして、全員が聴講しています。
今年は、介護分野は介護老人保健施設みどり苑の介護主任で、通所リハビリの相談員として活躍中の東山菜々さんを、ビジネス分野はアルビス株式会社で人事部採用課の係長としてお勤めの清水志律香さんに講師をお引き受けいただきました。
東山さんは学科の卒業生でもあり、多くの学生が進む介護職のキャリア形成について、ご自分の15年にわたる歩みをもとに、後輩である学生たちへわかりやすくお話しいただきました。なかでも、キャリアデザインシートを使ってのキャリア形成に向けた目標設定やキャリアラダーの解説は、卒業後の働き方に大きな影響を与えてくれたものと思います。また、結婚、出産、そして育児休暇とその後の職場復帰の様子も伺い、ライフステージが変わるなかでの働き方もイメージできたようです。
加えて、福祉専門職に求められる人材像のお話も学生たちの興味を惹き、熱心に聴いている姿が見られました。
清水さんには、アルビスではいかに健康福祉学科での学びを生かして、企業で活躍できるかとの視点でお話をしていただきました。アルビスは「食を通じて地域の皆様の健康で豊かな生活(くらし)に貢献します」との企業理念のもと、さまざまな取組みをされていました。通路幅の確保やおもいやり駐車場、そして多機能トイレなど、ハード面はもとより、聴覚に不都合のある方のためのコミュニケーションシートの配置や、超高齢社会に対応するため全店舗の従業員を対象にした認知症サポーター養成講座の実施など、配慮にあふれた店舗づくりをされていることなど、たいへん興味深く伺いました。
スーパーマーケットが福祉ともかかわりが深く、地域共生社会に大きく関わっていることを学べ、学生たちにとって進路決定の参考になったものと思います。
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