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就職指導「特別講座」を開催、学科卒業生も講師として参加

2025年07月18日健康福祉学科

 2025(令和7)年624日(火)、それぞれが目指すべき将来像を確立してくれることを願って、標記の特別講座を開催しました。

 毎年、2年生だけでなく1年生もキャリアデザイン演習の1コマとして、全員が聴講しています。

 今年は、介護分野は介護老人保健施設みどり苑の介護主任で、通所リハビリの相談員として活躍中の東山菜々さんを、ビジネス分野はアルビス株式会社で人事部採用課の係長としてお勤めの清水志律香さんに講師をお引き受けいただきました。

 東山さんは学科の卒業生でもあり、多くの学生が進む介護職のキャリア形成について、ご自分の15年にわたる歩みをもとに、後輩である学生たちへわかりやすくお話しいただきました。なかでも、キャリアデザインシートを使ってのキャリア形成に向けた目標設定やキャリアラダーの解説は、卒業後の働き方に大きな影響を与えてくれたものと思います。また、結婚、出産、そして育児休暇とその後の職場復帰の様子も伺い、ライフステージが変わるなかでの働き方もイメージできたようです。

 加えて、福祉専門職に求められる人材像のお話も学生たちの興味を惹き、熱心に聴いている姿が見られました。

 清水さんには、アルビスではいかに健康福祉学科での学びを生かして、企業で活躍できるかとの視点でお話をしていただきました。アルビスは「食を通じて地域の皆様の健康で豊かな生活(くらし)に貢献します」との企業理念のもと、さまざまな取組みをされていました。通路幅の確保やおもいやり駐車場、そして多機能トイレなど、ハード面はもとより、聴覚に不都合のある方のためのコミュニケーションシートの配置や、超高齢社会に対応するため全店舗の従業員を対象にした認知症サポーター養成講座の実施など、配慮にあふれた店舗づくりをされていることなど、たいへん興味深く伺いました。

 スーパーマーケットが福祉ともかかわりが深く、地域共生社会に大きく関わっていることを学べ、学生たちにとって進路決定の参考になったものと思います。

【学生からの感想】

  • 長く施設で働くうえで、実習指導者やケアマネジャー資格の取得など目標を設けたほか、産休育休の取得や時短での働き方を学んで、今後のことについてイメージが持てました。
  • 東山さんのお話にあった「当たり前の生活に共感できる」という人材像が、とてもいいなと思いました。利用者さんが望む生活になるべく近づけられるよう、私も頑張りたいです。
  • 入職後の年数ごとに何をしていたかが紹介され、キャリア形成のイメージが持てました。また自立支援の本質を理解することの大切さなどの話が印象に残りました。
  • 東山さんのお話で、施設で働くことへの実感が湧いてきました。そして、常に学ぶ姿勢を感じることができました。
  • 東山さんのお話から、チームの心理的安全性を高めることで、すべての職員が自分の意見をしっかり言えるようになり、利用者へのよりよい支援にもつながるとわかったので、将来意識していきたいです。

  • アルビスでは就労支援をはじめ地域社会に向けて幅広い取り組みをされていて、地域とのつながりを大切にされていることを知りました。
  • アルビスのお客様の約4割が65歳以上の方であることから、高齢者に優しいスーパーマーケットであると感じました。
  • 地元企業であるアルビスが、小売り事業を通じてこんなにも福祉と関りがあることを知り、今まで以上に好きになりました。
  • アルビスは単なる販売に留まらず福祉分野でも活躍している、温かい企業であることを学びました。
  • アルビスのお話から、スーパーマーケットでも福祉・介護の学びを役立てられることを知りました。
  • アルビスの印象が変わりました。障害者雇用率が高いことにも驚きました。ここで働きたいと思いました。