2025(令和7)年5月10日(土)から11日(日)に、長野県立大学で開催された「日本保育学会 第78回大会」において、幼児教育学科の教員4名が研究発表を行いました。
明柴 聰史 准教授
ポスターセッションのようす
また、幼児教育学科2年生6名が大会に参加し、さまざまな研究発表にふれてきました。
参加した明柴ゼミの学生6名
難波 純子 准教授
教員の発表を聞く学生
嶋野 珠生 教授
日光 恵利 講師(写真右)と共同研究者の川口 めぐみ 准教授(高松大学)
長野と言えば、善光寺詣りはマストです。学生たちは、学会の雰囲気を存分に体験してしっかり学んだ後、会場の長野県立大学から善光寺、長野駅へとよく歩きました!
石畳が続く仲見世通り
「遠くとも一度は詣れ善光寺」
国宝の善光寺本堂に到着
【 参加した学生の学び・感想 】
- 初めて学会の研究発表に参加して、自分の中にある漠然とした疑問点や課題だと感じている点に関して、深い学びを得ることができました。特に、子どもとの関わりの中でどこまで保育者が介入するべきなのか、子ども主体ではあるけれど、保育者が意見を言わない・子どもたちの話し合いの輪から1歩ひいて見守るといったようなことではないということなど、改めて子どもの意見を尊重し、子ども主体で活動するということに関して深く考えるきっかけとなる良い機会となりました。
- 主にポスター発表を見て回りました。ポスター発表は、発表者の方と直接お話ができるため、疑問点をその場で質問できたり、研究の背景や現場での工夫について詳しく聞くことができたりと、対話型の学びの魅力を強く感じました。「子育て支援サークルすみりー」のようなイベントを開催して、それが子どもと保護者にどのような影響を与えるか、というような研究発表もあり、今後すみりーでも活かせるような内容でした。イクメン(育児を積極的に行う父親)についての研究発表もあり、男性保育士がいることでの父親の育児参加について研究しようと思うきっかけとなりました。多くの研究発表があり、今後保育者となった際にぜひ参考にしたい研究ばかりでした。今後も積極的に参加して、学びを深めていきたいと思いました。
- 初めて保育学会に参加して、保育の課題や研究について学ぶ良い経験になりました。保育学会に行く前から大まかな研究テーマが決まっていたので、それに関係しそうな研究を主に見て回りました。病児保育のできたきっかけや、医療的ケア児についての研究を見て、とても学びになりました。研究方法やまとめ方など、どのように進めていけばいいかを知ることも出来ました。医療の分野だけでなく、他にも面白い発表が多くあり学びを深めることが出来ました。
- 研究者が参加者から質問された時、しっかりとした根拠に基づいて回答していたり、分からないことは正直に分からないと伝え、今後に活かしていこうという姿勢を伝えたりしていて、人に伝える・発表する際には、そういった自分の考えの裏付けとなる根拠をしっかりと調べることが大切なのだと感じました。今回の経験を将来に活かし、まずはこれからの研究にしっかりと活かしていきたいと思いました。