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卒業を控えた2年生との教育課程懇談会を開きました

2025年02月19日健康福祉学科

 2025(令和7)年210日(月)、健康福祉学科の2年生から、これまでの短大生活を振り返ってもらい、学科の授業や取組等などへの意見や感想を聴かせてもらいました。

 これは、学科の改善に結びつけることを目的に、毎年開催しているものです。

 まずは4つのグループに分かれ、教員は加わらず学生による進行で、自由に意見交換を行いました。その後、教員が会場に入って、班ごとに発表を行いました。

 今回のテーマは「実習でのシャドーイングについて」「ICT・介護ロボットについて」「地域とつながり、地域から学ぶ学習について(フィールドワーク等)」でした。

□ 実習でのシャドーイングについて

  • 介護者が行っているケアを観察し、説明を受けることで、理解につながった。
  • シャドーイングによって、安心して実習をスタートできた。
  • 施設の雰囲気や介護現場の流れを理解できた。

ICT・介護ロボットについて

  • 施設見学で介護ロボットを活用することで、職員の身体の負担が軽減されることが分かった。
  • 施設で、眠りスキャン、HUGなどの利用の実際を見学でき、理解が深まった。
  • 授業でもインカムを使ってみて、使い方と便利さを学ぶことができた。

□ 地域とつながり、地域から学ぶ学習について(フィールドワーク等)

  • ゼミ活動で地域の人と関わり、コミュニケーションを取りながら研究ができたことで、地域への理解が深まった。
  • 地域の小学生と関わり、介護の魅力についてより分かりやすい説明の仕方を考えることに取り組めた。
  • 「つなぐ・つながるプロジェクト」で呉羽地区の施設を訪問し、そこでのプログラムを体験できた。

 学生からの発表を受けて、各テーマの担当教員からコメントをするとともに、学科長から総括の挨拶をして締めくくりました。

■実習でのシャドーイングについて(井上先生)

 シャドーイングを用いた実習をとおして、「安心して実習に臨めた」「施設での一日の流れが分かりやすかった」「介護を行う内容が理解できた」などの意見を聞くことができて嬉しく思いました。指導者と利用者の関わりから、なぜ目の前の支援が実施されているのかの根拠の説明を受け、理解されたことも伝わってきました。

 指導者の対応に差異があったという意見もありましたので、今後はより充実した実習が展開できるように努めていきたいと思います。

ICT・介護ロボットについて(奥野先生)

 生活支援技術Ⅴは、体験学習を重視した科目でした。みなさんからの感想の、インカムやHUGの利用の意義や、利用者の思い、そして介護職の心身の負担軽減など、実体験から学んでもらえたものと思います。

 介護ロボットや福祉機器は日々進化しており、それとともに教育カリキュラムも進化していけるよう、みなさんの声を参考にしたいと思います。

■地域とつながり、地域から学ぶ学習について(関先生)

 1年前期の教養演習、そして1年後期からの総合的研究、また1年後期のボランティア演習もそうですが、フィールドワークを取入れて学んだ2年間でした。「地域をキャンパスに」との富山短大の学びの特徴を感じてもらえたことと思います。

 いろいろな体験や地域の人とのコミュニケーションからさまざまな気づきや学びもあったはずです。ぜひ、今後に生かしてください。

 今回得られた声を、今後の改善に反映していきたいと思います。2年生の皆さん、どうもありがとうございました。