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2024(令和6)年12月20日(金)、介護現場での介護ロボット・ICT活用の状況を学ぶために、最先端技術を積極的に導入している富山市の「特別養護老人ホームささづ苑」と、「地域密着型特別養護老人ホームささづ苑かすが」を1年生全員で訪問しました。
「生活支援技術Ⅴ」は、介護ロボットやICTといった今日の介護を支える最先端技術を学ぶための、本学の特徴的な授業の一つです。
学内の授業とは違い、介護の現場の第一線で働いている職員からの「活用中のICT機器の紹介」と「ICT機器の導入・活用の効果」についての説明は、非常に説得力がありました。その一部をご紹介します。
「眠りスキャン」とは
体動(寝返り、呼吸、脈拍など)を検出して、睡眠状態を判定するセンサー。マットレスや敷布団の下に敷いて電源を入れるだけで使用できる。
「眠りスキャン」の活用場面では、入居者の体動などの状態をパソコンやタブレットで確認できました。
「ケアカルテ×ハナスト」とは
音声入力アプリ「ハナスト」と記録の電子化をサポートする「ケアカルテ」を連動させたもの。場所を選ばずリアルタイムに音声で記録を入力、電子化することが可能。各自のスマートフォンなどで情報共有するなど、記録業務の効率化に役立つ。
「ケアカルテ×ハナスト」の活用場面では、施設職員が実際にスマートフォンを使って音声入力する様子を見せてもらいました。
「Hug」とは
一人で立ち上がることが難しい方用の移乗サポートロボット。立つ・座る動作を支援するほか、立ち姿勢を維持することで更衣や排せつ介助も楽になります。完全防水モデルでは入浴介助も可能。
本学科にも「Hug」があり、授業で使用方法を学んでいましたが、トイレでの活用という実際の介護場面での活用方法を教えていただき、理解が深まりました。
最後には職員の方々と介護ロボット・ICTの魅力や可能性などについて意見交換をしました。
テーマ「こんな介護ロボット・ICT機器があったら」
学生の意見
職員の皆さんからは、「あったら確かに便利だ」と言っていただけました。
お忙しい中、1年生一人ひとりに丁寧に対応いただきました特別養護老人ホームささづ苑と、地域密着型特別養護老人ホームささづ苑かすがの皆さまに、深く感謝申し上げます。
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