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【授業紹介】大学コンソーシアム富山共同授業科目「とやまの食文化」を開講しました

2021年09月16日食物栄養学科

 2021(令和3)年96()8()9()の三日間にわたって、大学コンソーシアム富山共同授業科目として「とやまの食文化」を開講しました。

 授業には富山県内の高等教育機関から38名の学生が参加しました。新型コロナウィルスの感染拡大の影響により、対面からオンラインでの実施に急遽変更となりましたが、富山短期大学の教職員が力を合わせ、充実した授業内容になるよう工夫をしました。

 先人の知恵により育んできた食文化について、地形や自然環境を学習し、調理実習を交えながら理解を深めました。外部講師に株式会社四十物昆布 会長 四十物直之様をお招きし、富山県の昆布食の歴史や昆布の種類と産地など昆布について詳しく学びました。最終日には、「とやまの食文化の魅力」と「次世代にとやまの食文化をどのように発信していったらよいか」について、グループで自由に意見交換をしながらテーマについて熱心に考えました。

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食文化総論について講義中
とやまの郷土料理について講義中

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4種類の昆布の比較(色、厚みなど)
調理実習で作った料理

<学生の感想>

  • 昆布と健康についての講義が印象に残った。昆布は体によいといわれてもどうして体によいのか、どのくらい食べるとよいのか疑問があった。昆布に含まれる栄養素の種類や量、その効果について詳しく解説していただけたので疑問が解決した。

  • とやまの食文化に関して知らなかったことや知っていても興味がなかったことについて興味がわくと同時に、この食文化を伝えていくのは自分だという自覚が生まれ、よい機会になった。

  • 初めは富山の食文化の魅力を簡単にでも知れたらなと思い参加したが、講義を受けてこれから富山の食文化をどのように守り伝えていくかというところまで考えることができた。

  • 毎日当たり前のようにあらゆる食材を食べている私たちも、ある食材の背景や良さを知ろうとする意識を持つべきだと考えるきっかけとなった。

  • 初めてオンラインでワークショップをして、実際にグループで話し合い、それぞれの意見を聞き自分では思い浮かばないような意見がたくさん聞くことができて良かったです。改めて意見を出し合い聞くことは大事なことだと思いました。

 今回の「とやまの食文化」での学びを通して、若い世代の人々が地域の食文化の魅力を積極的に発信し、次世代に伝える原動力になってほしいと願っています。