2020(令和2)年9月2日(水)~9月25日(金)までの間、幼児教育学科1年生が、富山短期大学付属みどり野幼稚園で教育実習を行いました。
学生たちは、7月に行った観察実習で学んだことを生かして、今回は一人あたり4日間の実習参加でした。
実習前には必ず検温と体調チェックを実施しています
登園してきた園児と向き合う学生
出席ノートにシールを貼る3歳児を見守る学生
園児の思いを汲み取ろうと寄り添う学生
この教育実習は、1年生が経験する初めての実習で、本学付属みどり野幼稚園で、観察・参加実習を行っています。
適度な距離をとりながら、3歳児のままごとのようすを観察しています
学生たちは、かかわり合いの中から子どもの姿をより深く理解していきます。
「お姉ちゃん先生」と呼ばれることにも慣れてきました
粘土あそびが大好きな3歳児
跳び箱に挑戦する5歳児を見守ります
暑い日は水を使ってダイナミックな遊びが展開されます
付属幼稚園は、短大と同じキャンパスにあり、子どもたちとは、実習以外の行事でも交流できるので、幼稚園の先生方も含めてとても身近な存在です。
この実習で、「幼稚園の先生」への憧れから、理想の保育者像を描いていく学生の姿が多く見られます。
このように、富山短期大学幼児教育学科では、2年間継続して子どもたちの成長に触れ、保育の喜びを感じることができます。
【 学生の感想・学び 】
- 今回の参加実習では、観察するだけでは気づくことができなかった園児たちの表情や言葉を間近で感じることができました。また、保育者の表情や言葉掛け次第で、園児からの信頼度が変わっていくことが分かりました。
- どこまで援助することが、園児の力を最大限に引き出すことができるのかを考えながら、援助することの大切さを学びました。
- 観察実習でみてきた子どもとのかかわりの中に、いざ自分が入ると難しいと感じる場面がたくさんありました。そのような中で、実際、保育者の立場になったときの自分の言動が、子どもにとって大きな影響力があるということを学びました。
- これまで保育者は、子どもを褒めていると思っていたのですが、実際は「認める」言葉掛けをしていたということに気づきました。それまでの過程を認め、「素敵だね」と伝えることで、子どもたちの自信や自己肯定感につながるということを学びました。
- 保育者は園児に直接援助をするだけでなく、自分でできる力を伸ばせるような環境を整えることも大切だということを学びました。
- 「保育者」という子どもと関わる仕事の奥深さを感じるとともに、喜びや嬉しさをたくさん感じられた実習でした。今回、みどり野幼稚園で学んだことを生かして、これからの実習に取り組み、保育の力を身につけていきたいと思います。