2020(令和2)年7月2日(木)と7日(火)から、幼児教育学科1年生の各クラスで、入学後初めての実習を付属みどり野幼稚園で開始しました。
今年度は、教育実習の実施を延期していましたが、学生たちが楽しみにしていた実習が始まりました。
新型コロナウイルス感染防止の観点から、1クラスに入る実習生の人数や実習時間を制限するなど、必要な措置を講じて実施しています。
この実習は、「教育実習Ⅰ」の授業科目で、付属幼稚園との連携協力に基づく指導をとおして、幼児の発達の特徴、幼稚園教育、保育者の役割などを学ぶものです。
富山短期大学付属みどり野幼稚園
まず、観察実習をとおして、子どもへの理解を深めることから始めます。
第1日目は、どのようにして実習に臨めば良いのか、不安と緊張でいっぱいの学生たちですが、同じクラスに配属された仲間と協力しながら、取り組んでいます。
園児との距離を保つため、廊下から観察しています
園児の前で手遊びに挑戦してみました
4歳児クラスのリズム遊びのようすを観察
このような観察実習を7月中に4回実施し、その後は9月の参加実習へとつなげていきます。参加実習では保育に参加しながら子どもとかかわっていき、子どもの姿をより深く理解できるように努めます。
【 学生の感想・学び 】
- 初めての観察実習が始まり、不安でいっぱいでした。しかし、ようやく幼稚園で子どもたちに会えたことが何よりも嬉しかったです。
- 保育者の行動や園児への言葉かけは、1つずつ「こうなってほしい」、「子どもたちにこのようなことを学んでほしい」という、ねらいや意図があることを学びました。私も幼稚園の先生方のように、子どもの気持ちを考え、寄り添うことのできる保育者になりたいと思います。
- 保育終了後の反省会では、1日を振り返り、保育者の目線でとても詳しく保育を語ってくださるので、深い学びにつながり嬉しいです。
- 今回の実習の目的は、「子どもの感情や表情をしっかりと観察する」ことでした。一人の子どもに焦点を当てて観察することで、その子が他の子どもや保育者とどのように関わっているかを知ることができました。
- 5歳児クラスでは話し合いの時間を大切にしていて、遊びや片付けのルールを自分たちで作っているということが分かりました。
- 砂や水の感触に面白さや不思議さを感じ、夢中になって楽しんでいる子どもの様子をじっくり観察することができました。