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4週間にわたる「介護過程実習」を実施しました

2019年09月27日健康福祉学科

 2019(令和元)年819から918までの期間、介護福祉士の資格取得をめざす健康福祉学科2年生の学外実習を行いました。

 「介護過程実習」では、「受け持ち利用者のアセスメント・計画立案・実践・評価・修正といった介護過程のプロセスを全体的に理解する」ことと「自立支援に向けた援助のあり方を考え、実践することができる」の2つを目標に設定し実習に臨みました。

 4週間(20日間の実習では、受け持ち利用者の介護過程の展開、夜勤実習、通所介護・通所リハビリテーション介護や腰痛予防実習など、たくさんの課題がありました。

 学生たちは、各自で目標を設定したうえでスケジュールを計画し、実習施設の指導者の指導を受けて実習に挑んできました。

 実習に先立ち、2019(令和元)75)9:3014:30、D303教室で「『介護過程実習』特別講義」を実施しました。

 特別養護老人ホーム 梨雲苑 実習指導者の平本 隆子 氏をお招きして、「施設におけるケアプランと個別援助計画・実習生の心構え」のテーマで講義を行っていただきました。

 施設のケアプランを立案するためには、情報収集が基本であり、そのためにはしっかり「観察」することが重要であることを丁寧に教えていただきました。そして、その人らしい「自律・自立」の実現ができるようにチームアプローチによる切れ目のないケアをすることについて、施設での実例を踏まえてお話しいただきました。

 また、2年生が今回行う実習がスムーズに行えるように具体的な助言もいただきました。

 受け持ち利用者を3日目の午前中までに決めた方が良いこと、情報収集の際には少し離れたところから客観的に利用者を観察することも必要であることなど、他職種に質問をすることなどを詳しく教えていただきました。

 講義終了後には、学生たちが、利用者とのコミュニケーションのとり方についてなど、積極的に質問をして実習に臨むための情報収集を行う姿勢が見られました。

学生たちの感想
  • 「沈黙もコミュニケーションのひとつ」と言われたことを改めて実感しました。実習では、コミュニケーションの上手な職員の方をお手本にして、真似をしてみたいと思います。

  • 実習では、受け持ち利用者に関わる時間を多く作ってもらえることや、通常の介護計画ではできないようなポジティブな計画を考えることができることが分かりました。

  • 介護過程立案では、私たち学生にしか考えられないようなプランを考え、利用者の方に喜んでもらえるようにしたいと思いました。

  • 受け持ち利用者の表情、言葉などを観察して、その人らしさを引き出せるプランの実施を行うことが大切だと思った。