News
健康福祉学科の小平です。先進国を中心として外国人介護人材の確保競争が近年ますます激しさを増しているなか、日本の介護の魅力を学術の視点から世界に発信したいと思い、まとめた論文が、スウェーデンの学会のSweden MediCare Institute(https://www.sweden-medicare.com/)のホームページに掲載されました。
日本の多世代交流型介護施設の取組みを"価値共創"の観点から論じ、日本の自立支援介護はマズローの5段階欲求説をもとに捉え、論文にしたものです。特に、アジアの学生や若者に日本の「自立支援介護」を知ってもらい、興味を持ってもらうことで、来日のきっかけになれば何よりです。
介護の概念が十分に浸透していない国々の人が、日本の自立支援介護を理解することで、来日後のモチベーションの維持だけでなく、現場でのミスマッチの防止にも繋がるものと期待しています。
構成は次のとおりです。
① 世界の高齢化の状況と今後
② 高齢先進国としての日本の社会保障制度、介護保険制度、PDCAサイクルを回す日本の自立支援介護の説明
③ 日本の多世代交流型施設の取組事例説明→ マズローの欲求5段階説から見る高齢者の自己実現事例
④ 多世代交流型施設での高齢者と子供たちとの交流から生まれる"価値共創"
⑤ オリジナルの多世代交流型価値共創モデルの構築
私が、最も世界に伝えたいことは、「日本の介護士について、Japanese caregivers are knowledge workers who are required to have conceptual skills.(日本の介護士は、概念化能力を必要とする知的労働者である。)」ということです。
これからも"日本の介護の魅力"を発信していきたいと思います!
最近の投稿