2024(令和6)年12月17日(火)1・2年生合同「基礎実習Ⅰ-2」「総合実習」の報告会を行いました。この報告会では、1年生が「基礎実習Ⅰ-2」を、2年生が「総合実習」を振り返り、実習での学びと課題について発表をしました。
1年生は、「利用者とコミュニケーションをとり、生活支援技術を見学・模倣して介護の魅力を感じることができる」を目標に取組み、利用者とのコミュニケーションとそこからわかったこと、生活支援技術の模倣とそこからわかったこと。そして、利用者が大切にされていると考えた場面やその理由をまとめ、発表しました。
【基礎実習Ⅰ-2について参加学生の感想】
1年生
- ピアノを弾くことが好きな全盲の利用者の方が、ラジオ体操をするときに演奏されていたという発表を聞き、利用者の得意なことを生かし、周りの利用者の方々も楽しめる場を作っていたことがとても良いと思いました。
- 生活支援技術の模倣では「とても緊張して行った」という意見が多かった。私も人の命を預かって介助を行うことの重大さを改めて感じることができた。
- 利用者とのコミュニケーションでは、送迎時に利用者の身体状況や精神状態を把握したうえでその日の接し方や支援に繋げていたと聞き、次の実習では一つ一つのコミュニケーションの意味を考えていきたいと思った。
2年生
- 自分が1年生の時、どのようなことに気を付け、どのようなことを考えながら実習を行っていたかを振り返ることができた。
- 着脱介助や入浴介助などの生活支援技術で学んだことや、それぞれがそこから感じたことを具体的に発表していて、改めて勉強になりました。
2年生は、「利用者の尊厳と自立を支える介護をとおして、介護の魅力を理解することができる。」を目標に実習を行い、サービス担当者会議やケースカンファレンスに参加し、利用者への支援体制で理解したことや、施設・事業所での利用者の尊厳と自立を支える介護について考えたことをまとめ、発表しました。
【総合実習について参加学生の感想】
1年生
- 介護の魅力に関して、その人のできることが増えたときにその人と思いを共有することができると聞き、今後はその人ができるようになったことへ意識を向けることに取組みたいと思った。
- カンファレンスの際に利用者も一緒に参加していると聞き、とても驚きました。利用者が参加することで本人の意見が聞けるので、いい方法だと思いました。
- 2年生から総合実習とこれまでの実習の違い等を聞くことができてよかったです。
2年生
- 介護職だけでなく他職種の意見を聞くことで、よりよいケアにつながるとわかった。
- 他職種と活発なコミュニケーションを図ることで、利用者に関して知らない情報を得ることができるとわかった。
- 利用者の生活の変化や思いを把握し、他職種に伝えられる介護職になりたい。
- 2年間の学びのふり返りにもなった。利用者の笑顔を引き出せる介護福祉士になりたいとあらためて思った。