2024(令和6)年11月12日(火)、「保育実習Ⅰ‐1」の事後報告会を行いました。
この「保育実習Ⅰ‐1」は、幼児教育学科1年生にとって、短大入学後初めての学外実習であり、保育所の3歳未満児を対象とした、保育士資格取得に必要な10日間の実習です。
グループごとに実習を振り返り、発表しあって課題をみつけます
学生は10グループにわかれて実習の内容を振り返り、事前目標の達成度などを自己評価した上で、今後の課題の確認をするという形式で行いました。
各グループごとに、実習の体験での感想や気づいたこと、子どもや保育者から学んだことなどについて、意見を交わしました。ここでは、その一部を紹介します。
【学生の学び・気づき】
●実習中、戸惑いや困難を感じたこと
- 玩具の取り合いなどのケンカをしている子どもたちに、どのような対応をしたら良いのか分からず戸惑いました。
- イヤイヤ期の子どもへの声の掛け方や、複数人から同じタイミングで異なるお願いをされたとき関わり方について困りました。
●実習中、やりがいに感じたこと
- 子どもたちの成長を間近で感じ、「一人でできた!」と喜ぶ子どもたちの笑顔を毎日見ることができ、やりがいを感じました。
- 0,1歳児との信頼関係を徐々に築くことができ、日に日に距離が近づいていくのを実感したことです。
●実習で学んだこと
- おむつ交換の仕方や食事の際の援助など、子どもたちの身の回りの具体的な援助方法を実践的に学ぶことができました。
- 0,1,2歳児は、人見知りから自我の芽生え、信頼関係の構築、思いやりの心の芽生えなど、発達過程にも大きな差があり、個人差が大きい年齢だと実感しました。
●反省点、今後の課題
- 手遊びや、絵本の読み聞かせをする際の声かけや目線に気をつけたいと思いました。
- 積極的に子どもたちに関わるだけでなく、時には見守ることも大切にしていきたいです。
実習前に準備した自己紹介用の「スケッチブックシアター」
手遊びに使える「手袋シアター」
このような学びの機会を与えてくださった実習先の各保育所の先生方、そして何よりも子どもたちに心より感謝申し上げます。