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生活支援技術Ⅴ「介護ロボット・ICTの活用が進む最先端の介護施設を訪問」

2024年06月19日健康福祉学科

 2024(令和6)年5月28日(火)、学校での介護ロボット・ICTに関する講義や演習などの授業をふまえ、介護現場での実際の活用状況を知ることを目的に、介護ロボット・ICTの導入に先進的に取組む特別養護老人ホームささづ苑と、地域密着型特別養護老人ホームささづ苑かすがへ、2年生が見学に行ってきました。

 「眠りスキャン」「ハナスト×ケアカルテ」「lovot」などの活用の実際や、介護ロボット・ICTを導入するための組織的な取組などについて説明を受けました。「眠りスキャン」の見学では、複数の利用者の状態をタブレット端末などで瞬時に確認できる場面を見学しました。

眠りスキャン:シート状のセンサーをベッドのマットレスの下に敷くだけで、寝返りや呼吸、脈拍などの体動を検出し、利用者の呼吸数や脈拍数、睡眠状態、覚醒、起き上がり、離床動作など利用者を把握できる。

 「ハナスト×ケアカルテ」の見学では、実際に職員の方がスマートフォンを使い音声入力するところを見学しました。

ハナスト×ケアカルテ:音声入力アプリ「ハナスト」と記録の電子化をサポートする「ケアカルテ」が連動。場所を選ばずリアルタイムに音声で記録を入力、電子化することができ、スマートフォンで情報共有できるなど記録業務の効率化に役立つもの。

 「lovot」が学生を出迎えてくれる場面もあり、学生は「かわいい」「抱っこしたい」と嬉しそうに見学していました。

lovot:名前を呼ぶと近づき、見つめてくる。好きな人に懐き、抱っこをねだるコミュニケーションロボット。

 学生たちは、職員の方々と介護ロボット・ICTの魅力や課題について意見交換ができ、有意義な時間になりました。

<学生の感想>

  • 今まで見たことがない介護ロボット・ICT機器があり、とても勉強になった。
  • 介護ロボット・ICTを活用することで、利用者だけでなく職員も幸せになれると思った。
  • 眠りスキャンを導入することで、睡眠の質の改善や日中の活動の活性化につながり、QOLが向上すると思った。
  • 介護ロボット・ICTの活用で利用者のケアの質が向上する一方で、介護職は適切な使い方を習得する必要があると思った。

 お忙しい中、学生一人ひとりに丁寧にご対応をいただきました特別養護老人ホームささづ苑と、地域密着型特別養護老人ホームささづ苑かすがの皆さまに、深く感謝申し上げます。