2023(令和5)年12月7日(木)、1・2年生合同「基礎実習Ⅰ-2」「総合実習」の報告会を行いました。この報告会では、1年生が「基礎実習Ⅰ-2」を、2年生が「総合実習」を振り返り、実習での学びと課題について発表をしました。
1年生は「基礎実習Ⅰ-2」の行動目標である「特定の利用者に指導者が行う基本的な生活支援技術を模倣することができる」「1人で特定の利用者とコミュニケーションをとることができる」などを振り返りました。
基礎実習Ⅰ-2について
~1年生の感想~
- 自立支援を考えたり、自分ならどうしてほしいのかを考えたり、名乗ることはもちろん実習生であることを説明してから同意を得ることなど、見習いたいと思いました。
- 説明や同意を得る時に、「大丈夫ですか?」と聞くだけだと「大丈夫です」としか言えない時があるため、その言葉が本当に本人の気持ちなのかわからないと聞き、とても共感しました。相手が答えやすい質問をするということを大切にしたいと思いました。
- 友だちの発表にあった「一度利用者さんの立場として考えてみる」という言葉が印象に残りました。この気持ちを忘れないようにしていきたいと思います。
- 入学当初の介護福祉士を目指した理由を思い出すことができました。初心を忘れず、頑張っていきたいと思います。
~2年生の感想~
- 生活支援技術では、利用者が安心して食事を食べられる環境を作り、利用者とのコミュニケーションでは、会話を弾ませる工夫をしていたため、それを見て自分も頑張ろうと思った。
- 利用者の個性や状態に合わせてコミュニケーションを取ることで、信頼関係が築けることを発表していている方がおり、まだまだ学ぶことが多いと感じました。
2年生は、総合実習の行動目標である「サービス担当者会議やケースカンファレンスに参加し、利用者への支援体制が理解できる」などの多職種連携や「施設・事業所の利用者の尊厳と自立を支える介護を考える」、尊厳と自立について振り返りました。
総合実習について
~1年生の感想~
- 利用者の望む支援を行うには、介護職だけでなく他職種との連携が大切だということを知ることができました。
- 特に印象に残っているのは、できることを残して本人に行動してもらうために「あえてやらない」ということです。「あえてやらない」というのは、実際にはかなり難しいことなのではないかと思いましたが、自立支援を促す1つの方法としてとても有効的だと思いました。
- 多職種連携が利用者一人ひとりの適切なケアにつながるのだと知ることができました。
~2年生の感想~
- 介護福祉士は、利用者の身近な存在であり、利用者の思いを多職種に伝えていく役割があることを学びました。
- サービス担当者会議によって、参加メンバーや検討内容が異なることを知ることができました。中には、利用者も参加され、直接利用者の思いを知る機会になると思いました。
- 「将来の自分」について発表しているクラスメイトがいて、自分も将来、どうありたいかを考えていきたいと思いました。