令和5年度「地域での介護の仕事の魅力アップ推進研究モデル事業」
コーディネーター通信⑥ ウェルビーイングなまちづくり・交流ミーティングを開催！ 2日間、延べ6時間、延べ140人が参加し活発な意見交換

2023年12月25日健康福祉学科

　2023（令和5）年12月1日（金）、2日（土）に慶応義塾大学大学院健康マネジメント研究科教授堀田聰子先生をお招きし、呉羽地域にお住いの方々と介護・福祉事業所の職員、本学健康福祉学科の学生・教職員が参加して、「ウェルビーイングなまちづくり」をテーマに交流ミーティングを行いました。

　1日目は、富山短期大学を会場に60名が集まり、この秋に地元呉羽の介護・福祉事業所が近隣住民を対象に企画した「つなぐ・つながるプロジェクト」の参加者・関係者ごとにグループに分かれ、地域のつながりを強化していくためにこれからどうすればよいかアイデアを出し合い、参加者全体で共有しました。

　また、話題提供として社会福祉法人陽光福祉会くれは陽光苑矢後正乃施設長から「つなぐ・つながるプロジェクト～中老田地区での取り組み～」と題してご報告いただき、堀田先生からは「介護事業所と地域のつながりから」との題で日本各地の取組みの紹介と助言をいただきました。

　2日目は、会場を呉羽会館とし、参加者80名が9グループに分かれ、「こんなまちであったらいいな」と、誰にとっても住みよいまちにしていくためのアイデアを出し合いました。

　参加者からは「学生たちが柔軟な発想でアイデアを具体的に考えて提案してくれたので感心した」「若者と意見交換する機会になって楽しかった。もっと世代を交えて話し合う機会を作っていけたらいい」という感想が聞かれました。

　堀田先生からは、インドやイギリスでの市民参加型のまちづくりでの取り組みなどの紹介のほか、グループ発表へのアドバイスもいただきました。
　今後は、それぞれの立場からこれからの取組みを地域づくりに役立ていただければと願っています。