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【授業紹介】「生化学実験」食品中のビタミンC含有量を測定しました

2023年12月22日食物栄養学科

 食物栄養学科2年生後期の専門科目「生化学実験」の授業内容を紹介します。

 生化学実験では、ヒトの体内で起こる化学反応の特徴や食品中の栄養素の化学的性質について、実験を通して理解することを目的としています。2023(令和5)年11月30日(木)、12月1日(金)の授業では、大根およびレモンに含まれるビタミンCの含有量を測定しました。

 ビタミンC(L-アスコルビン酸)は、極めて酸化されやすい物質で強い還元力をもっている栄養素です。その性質を利用し、2,6-ジクロロフェノールインドフェノール(2,6-DPI)を還元して無色の物質にする量を、ビュレットを用いて滴定します。

 今回の実験では、大根とレモン果汁から試料を抽出し、滴定によりビタミンC含有量を算出することで、栄養成分の定量の方法を学ぶとともに、野菜・果物に含まれるビタミンCの役割について考えました。

【学生の感想】

  • 大根は部位によってビタミンC含有量に大きな差があることがわかりました。このビタミンC含有量の違いを利用して、それぞれの部位に合った料理を作ってみたいと感じました。

  • 今回の実験では、実際の食品を使ったので食品成分表と比べることができて楽しく実験することができました。

  • レモンなどの食品はよくビタミンCが含まれていると言われているが、実際に測ったことがなかったため、今回の実験で数字を見てみることで、よりビタミンCの含有量を理解することができました。もっと色々な野菜や果物で試してみたいと感じました。

実験の様子