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2023(令和5)年11月の新着図書をご案内します。
受け入れ図書リストはPDFファイルをご参照ください。
次の10冊は、今月の受け入れ図書から選んだものです。
「お菓子の日本語文化史」
前田 富祺ほか著 810.2/マト
お菓子の製法の歴史ではなくお菓子の「名前」の文化史を事典形式で整理した1冊。小説・日記などの文学作品から新聞・広告に至るまで様々な文字資料からお菓子の名前を拾い上げ、お菓子が私達の生活にどのように関わってきたか歴史を辿る。
「米粉調理で広がる世界」
市川 朝子共著,香西 みどり共著 596.3/イト
日本人の主食でもある米。"ごはん粒"としてだけではなく微細な"粉"になることで小麦粉のように様々な料理に変化する万能食品。そんな米粉を小麦粉料理と比較しながら調理科学的に追究し米粉の調理特性や活用方法を紐解いている。
「母の壁」
前田 正子著,安藤 道人著 367.3/ママ
母親にとって子育てとは何か。ある自治体で認可保育園に入所申し込みをした全世帯への調査から見えてきた、母を追い詰める「壁」の存在。日本の母はなぜ生きづらいのか、母親たちの悲痛な肉声を引用しながら描き出す。
「自閉症児のことばを育てる発達アプローチ」
矢幡 洋著 378.8/ヤヨ
自閉症療育法「発達アプローチ」の技法と著者の実践体験から、自閉症児の言葉の療育に特に重要なものをピックアップ。従来のアプローチに工夫を加えた方法と、成長段階に分けた逆転の発想のアプローチ方法を伝える。
「日本女性のライフコース」
樋口 美雄ほか編 367.2/ニ
日本の女性や家族を取り巻く環境は、日本経済が停滞を繰り返してきたこの30年間で大きく変化し、多様化してきた。過去30年間において、日本女性のライフコースにどのような変化があったかをパネル調査を使って明らかにする。
「パイを賢く分ける」
バリー・ネイルバフ著 361.3/ネハ
ここでの「パイ」とは交渉の当事者どうしが手を組むことによって生み出される付加的な価値を指す。一定の原則にのっとった交渉の手法とは、相手を公平に扱い、自分自身も相手から公平に扱われることを提唱する。
「それでも私は介護の仕事を続けていく」
六車 由実著 369.26/ムユ
介護とはいかなる営みなのか。最後まで希望をもって生きるとは。デイサービスを我が家の一階に移し、軌道に乗り始めた矢先のコロナ禍。介護民俗学を提唱して10年余出来なくなった聞き書き。立ち止まり助けられ介護の仕事と向き合う日々の奮闘記。
「焼き芋とドーナツ」
湯澤 規子著 367.2/ユノ
近代社会への転換期と産業革命期を生きた日米の女性たちのライフストーリーを記述。産業革命期を扱う本書は、働く女性たちの声に耳をすませる「なかったこと」にされてきた日常茶飯の世界と、実は主体的だった女性労働者の実像を蘇らせる。
「孤独とつながりの消費論」
三浦 展著 675/ミア
どこか孤独を抱えている現代人。いま、その孤独が消費を増やしている。さらに、最新商品への関心が薄れ、中古品消費が増えているのも重要な変化である。最新調査から見えてきた新たな「脱消費的消費」の形。いまとこれからの日本を展望する。
「まじょのすいぞくかん」
佐々木 マキさく E/サマ
森のなかにとつぜん現れた奇妙な水族館。そこには、水槽に入れられたおかしな魚たちがいた。「水のなかからだしてくれえ...」という声を聞いた女の子が水槽から水を抜くと、魚がどうぶつの姿になって...。
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