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【授業紹介】「金融論」日本銀行富山事務所長様による「日本銀行の役割と最近の金融経済情勢」

2023年05月26日経営情報学科

 2023(令和5)年5月25日(木)の講義「金融論」では、日本銀行富山事務所長 様に「日本銀行の役割と最近の金融経済情勢」の題のもと講義頂きました。

 講義前半では、日本銀行の役割や金融政策をはじめ、2024年度上期に発行予定の新しい日本銀行券、中央銀行デジタル通貨(CBDC)に関する取組みについて学びました。

 講義後半では、「地域経済報告(さくらレポート)」、様々な統計や資料を基に、企業の業況感、個人消費、人手不足に関する企業の声、賃上げに関する現状を学びました。

 日本銀行の役割をはじめ、一人一人が昨今の経済情勢や今後社会で起こりうる事象について、改めて考えるきっかけになりました。

 なお、5月25日の講義は編入学試験や公務員試験に対応できる内容であるため、広く聴講を募り特に学習意欲が高い1年生も参加しました。

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田中所長様による講義

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講義を聴講している学生の様子

 講義「金融論」では、金融政策のほか、預貯金や株式といった基本的な金融商品の解説、金融仲介機能といった銀行の役割、金融リテラシー教育を行い、金融を広く学んでいます。

【学生の感想】

  • 日本銀行の役割は「すべての人々が安心してお金を使うことができる環境」を作ることにあることがよくわかりました。

  • 2024年度上期に発行予定の新しい日本銀行券は、3Dホログラムやユニバーサルデザインなど、あらゆる工夫が凝らされていることがわかりました。

  • 現在では銀行券の使用機会が以前より少なくなってきており、クレジット決済やキャッシュレス決済の普及が著しいことが講義中の資料にある民間決済手段の拡がりのグラフからわかりました。

  • 企業の業況感を示すグラフからは、製造業と非製造業に違いがあり、製造業では原材料等の価格上昇の影響を受けていることがわかりました。

  • 私たちも来年から就職して働くことになります。賃上げが継続できれば良いと感じました。

  • ニュースでも話題になっているように、労働市場は日々変動しており、賃金決定にも変化が現れるかもしれないと今回の講義で改めて理解することができたので、今後の日本経済の動きと労働市場の変動について注目していきたいと思いました。

【参考】

新しい日本銀行券の外観(日本銀行ウェブサイトへのリンク)

地域経済報告(さくらレポート)(日本銀行ウェブサイトへのリンク)