幼児教育学科2年生の専門科目「保育内容(音楽表現)指導法」では、音楽表現活動や統合的な表現の意義について考え、具体的な指導場面を想定した保育を構想する方法を、身につけることをねらいとしています。
2023(令和5)年5月10日(水)の授業では、本学非常勤講師である大村 禎子 先生によるリトミックを体験しました。
*リトミックとは
スイスの音楽教育家で作曲家でもあったエミール・ジャック・ダルクローズ(1865-1950)が、1900年初頭に考案した音楽教育の手法。音楽の変化に動きで応答することで感性を磨き、音楽的概念の獲得を促していきます。音楽、動き、言葉によって「何かを表現したい」という子どもの欲求を満たしていきます。
これは「スキップ」のリズムです
音楽に合わせて手拍子をしながらビート(拍)を感じます
四分音符と八分音符の違いを身体で表現しましょう
相手の表情を見ながらリズムを合わせます
ピアノに合わせて動物の動きを表現しよう
今回の授業で、学生は子ども役になって幼児期のリトミックを体験しました。
音楽の楽しさを体感的に学ぶことで、子どもの創造力を育んでいけるように、今後は保育実践をイメージして、保育者の援助について考えていきます。
【 学生の学び・感想 】
- リトミックを体験してみて、身体でリズムを刻む楽しさを知ることができました。リズムに合わせて動物の動きをする場面では、2つの動物が出てきた時に、何の動物のリズムかをよく耳をすませて聴いて動くのが難しかったけれど、とても楽しかったです。
- 音に合わせて体の動かし方を変えたり、叩く速さを変えたり、音に合わせて自分なりに体を使って音を表してみたりして、一人一人音の表し方が違っていたことに気づき、表現の仕方は様々だなと感じました。
- 今回の体験は今後の保育実習などでも役立ちそうなので、ぜひ参考にしたいと思います。
- ピアノに合わせることで、全身でリズムを感じることができました。また、友だちと活動することで、自然と笑顔になり、初めての人とでもコミュニケーションをとることができると思いました。
- 初めてリトミックを体験して、リズムに合わせて身体を動かすことで、心が解放されたような気持ちになりました。リズムに合う動物を想像して身体で表現することで、想像力や表現力を育むことができるのではないかと感じました。
- 友だちと手を合わせてリズムをとることで、楽しさを共有しながら活動することができると感じました。