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2023(令和5)年2月27日(月)、富山駅前CiCビル5階 大学コンソーシアム富山「駅前キャンパス」で、令和4年度「学生による地域フィールドワーク研究」の研究成果発表会が開催されました。
【学生による地域フィールドワーク研究助成事業】
次の世代を担う学生と県内地域との連携を促進し、地域の活性化を図るとともに、学生のコミュニケーション力や課題解決力の向上を目指します。
本学からは、幼児教育学科2年生の福祉ゼミ2名が、明柴 聰史 准教授の指導のもと「子どもの権利を子育てと保育に浸透させる―保育者・学生・子どもの視点―」のテーマで発表を行い、今年度に採択された10件の中から「チームワーク賞」に選ばれました。
【研究概要】
南砺市子どもの権利条例策定員会子ども部会の子ども、保育施設の年長児、保育者、保育士養成校の学生を対象にそれぞれに「子どもの権利」についての質問をフィールドワーク調査、アンケート調査により行いました。
そこから明らかになったことは、子どもの権利についての認識にはまだまだ課題はあるものの、「子どもの声」を聴くことで、主体的な保育につながることが示唆されました。子どもの声を聴くためには、時間のゆとり、業務のゆとり、心のゆとりが必要であることが提言できました。
【指導教員 明柴 准教授より】
南砺市の「子どもの権利条例策定委員子ども部会サポーター」として、ボランティアで参加したところからその活動を研究に繋げようとした、まさにフィールドワーク研究でした。子どもの声を聴くことの大切さ、そして面白さを感じたところから始まり、保育者や学生の声もアンケート調査により聴き、現状の課題を明らかにすることができました。
今後は保育者として、「子どもの最善の利益」を尊重した保育者となり、権利を保障する保育者としてだけでなく、権利の大切さを発信することができる専門職となってくれることを期待しています。
調査にご協力いただきました皆様に、この場をお借りして深く感謝申し上げます。
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