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はじめての保育実習(保育所3歳未満児)を終えて

2022年11月28日幼児教育学科

 2022(令和4)年11月15日(火)、「保育実習Ⅰ‐1」の事後報告会を行いました。  

 この「保育実習Ⅰ‐1」は、幼児教育学科1年生にとって、短大入学後初めての学外実習であり、保育所の3歳未満児を対象とした、保育士資格取得に必要な10日間の実習です。

グループごとに実習を振り返り、発表しあって課題をみつけます

グループごとに実習を振り返り、発表しあって課題をみつけます

 学生は10グループにわかれて実習の内容を振り返り、事前目標の達成度などを自己評価した上で、今後の課題の確認をするという形式で行いました。  

 

 各グループごとに、実習の体験での感想や気づいたこと、子どもや保育者から学んだことなどについて、意見を交わしました。ここでは、その一部を紹介します。

園児とはじめて出会う際に活用する自己紹介用のスケッチブック

園児とはじめて出会う際に活用する自己紹介用のスケッチブック

おべんとうバスの手袋シアター

おべんとうバスの手袋シアター

【学生の学び・気づき】

●実習中、戸惑いや困難を感じたこと
  • 同時に複数の子どもたちから別々の遊びに誘われたときに、どのように対応したら良いか分からず、「あとで行くね」と曖昧な園児しかできなかった。

  • 子ども同士のトラブルが起きた際、泣いている園児ばかりに注目してしまい、もう一方の園児の気持ちを受け止めることができていない場面があったこと。

●実習中、喜びに感じたこと

  • 子どものできなかったことができるようになった瞬間に立ち会い、共に「できた」ことの喜びを共有し合えたこと。

  • 人見知りの園児が、自分から絵本を持って来て、「お姉ちゃん先生、これ読んで」と言ってくれたこと。

●実習で学んだこと

  • 一人一人の園児の発達状況や性格などを考慮して、個々に応じた言葉掛けをすること。

  • 園児が自分でできることを見極めて、できるだけ自分でできることを増やせるような援助を心がけること。

●反省点・今後の課題

  • クラスの園児全員と関わろうと意識していても、発言が多い子どもや出来事の中心となるような子どもばかり気にしてしまっていたことが反省点です。次回の実習では、園児全員と平等に関わり、コミュニケーションをとっていきたいです。

  • 子どもの行動や表情に隠された思いや要求を汲み取り、一人一人の発達状況や個性に合わせた言葉掛けができるように、言葉掛けのレパートリーを増やしたいです。

  • 園児の前で絵本の読み聞かせや手遊びを実践する際には、もっと声を大きく、メリハリをつけて行いたいです。また、遊びのレパートリーを増やして、子どもと積極的に関わりたいです。

 

 このような学びの機会を与えてくださった実習先の各保育所の先生方、そして何よりも子どもたちに心より感謝申し上げます。