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2022(令和4)年7月29日(金)に食物栄養学科1年生を対象として特別講義を開講しました。
近年、グローバル化が進む中、日本に暮らす在留外国人数は急速に増え、2020年度12月で288万7,116人となっています。外国人の定住化が進みつつある日本において、病院での外国人患者の受け入れ体制の整備や、多様な背景をもつ人々に食の面から柔軟に対応できる基盤づくりは重要であると考えます。
富山県においても、2020年1月時点で外国人住民数は前年比1,232人増の1万9,494人であり、6年連続の増加、過去最多を更新したと報告されています。
従来から、食物アレルギーや種々の疾患に対応する方法については栄養士養成のカリキュラムに組み込まれておりますが、「食」のグローバル化、外国の習慣や食文化を理解して食事を提供するという部分はまだまだ学ぶべきことが多くあると感じます。実際、わが国における病院給食の個別対応は、アレルギー対応や食形態、嗜好調査などが中心であり、宗教上あるいはベジタリアンなど食の信念を持つ個人への食の個別対応の現状については、十分とは言い難い施設が多く見受けられます。
そのような背景から、今回の講義では富山ムスリムセンター代表理事のサリム・マゼン氏をお招きしました。
講演後、学生からは、以下のような感想がありました。様々な学びを得た時間となったようです。
【学生の感想】
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