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食物栄養学科1年生の前期では、化学実験の基本と食品を化学的に理解するため、「食品学実験」を行っています。
今回は、「糖の種類」をテーマに実験を行いました。
実験の説明が終わったら、グループごとに実験開始です。
サンプルA、B、C、Dの4つがあります。一つは水だけですが、他の3つには、3種類の糖質(ぶどう糖、スクロース(砂糖)、でん粉)が溶けています。
3つの化学反応実験を行い、色の変化からサンプル中の糖質を明らかにしていきます。
サンプルは、見た目には違いはありません。
まずは、実験①:セリワノフ反応です。
写真の通り、1本だけが赤く反応しました。
続いては、実験②:バーフォード反応です。
写真では少し分かりづらいのですが、一番右の1本だけ赤い沈殿ができました。
最後に、実験③:ヨウ素でん粉反応です。
でん粉液にいれると青く変色する有名な反応です。
反応結果から、各サンプルに含まれる糖の種類を考察します。
実験が終了したら、器具の洗浄を行い、レポート作成です。
学生からは、「バーフォード反応の色の違いが少し分かりにくかったが、他の2つは違いがすぐにわかった。」「反応結果から、4つのサンプルの成分が分かった。」との感想でした。
このように、実際に体験しながら、糖質の種類を理解していきます。
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