2022(令和4)年1月6日(木)、幼児教育学科2年生の専門科目「子どもと遊び」の授業の一環で、劇遊びのクラス交流発表会を実施しました。
また、1年生を観客としての交流発表会を、1月20日(木)に行いました。
この授業の目的は、園生活における行事が、子どもが自ら環境に働きかけ、人と交流しながら活動する"遊び"の延長線上にあることを理解することにあります。
「よろしくともだち」
今回の劇遊びでは、絵本やお話の世界で遊ぶことの意味を理解したうえで、劇遊びで採り上げる題材の絵本をグループごとに選びました。
私たちはこの絵本を題材に選びました
また、以下の視点で、製作に必要な用具や素材などを準備して、言葉のおもしろさ、やり取りする楽しさを味わったり歌を作ったりしながら劇遊びの脚本としてまとめ、複数回にわたる授業内で遊びを展開していきました。
- 5領域の総合的な活動
- 劇遊びが発表会へとつながるプロセスを理解する
- 必要な役割に応じて活動を楽しむ
「くれよんのくろくん」
「ともだちほしいなおおかみくん」
「きょだいなガチャガチャ」
「まじょまじょランド」
「だるまちゃんとだいこくちゃん」
「ぼく、おつきさまがほしいんだ」
「わらしべちょうじゃ」
【 発表した2年生の気づき・学び 】
- 取り組み始めた頃は、絵本の世界に沿って、そっくりそのまま演じることばかり考えていました。しかし、回数を重ねるにつれ、役になりきって自分らしく表現することの楽しさに気づくことができました。
- 保育者の視点で台本を考えたり、場面の設定をしたりすることは初めてで、難しかったです。しかし、メンバーとどのようにすれば観ている人に伝わるか、話し合いながら作り上げていくことで充実感へと変わっていき、別のクラスや1年生の前で演じることで、達成感を味わうことができました。
【 鑑賞した1年生の感想 】
- 劇に参加している全員が笑顔で楽しそうに役になりきって演じていて、観ているこちらも笑顔になりました。歌や音楽が随所に取り入れられていて、気がついたら一緒に口ずさんでいました。
- 小道具や大道具がとても丁寧に作られていて感心しました。これらを効果的に取り入れることで、より物語の世界が広がっているようで良かったです。
- 劇中、「どうぞ」「ありがとう」など、日常的に行うやりとりが何度もあり、子どもたちが自然に言葉のやりとりを学べるところがよいと思いました。
- お話の中で、造形表現や音楽表現で学んだことが活用されており、劇遊びが5領域の総合的な活動であることが実感できました。