2021(令和3)年10月11日(月)、幼児教育学科2年生対象の専門科目「保育教職実践演習」の授業の一環として、(福)射水万葉会 射水おおぞら保育園 保育士 平瀬文恵先生と杉浦加奈先生を講師にお迎えしました。
今回のテーマは、「縦割り保育の意義と実際」についてです。
学生たちは、事前学習として保育の形態には、「自由保育」「一斉保育」「ティーム保育」「混合保育」「縦割り(異年齢)保育」などがあることを知った上で、受講しました。
射水おおぞら保育園の紹介から
クラス編成や保育の流れについて
当番活動を通して異年齢で関わるようすの動画を見ています
廃材を使った遊びで、年上児の遊びを見ている年下児
講義を聴講した後は、学生同士のグループ討議を行ってから保育者に質問し、意見交流をしました。
意見を出し合っています
【 学生の学び・感想 】
- 動画で生活や遊びの場面を紹介してくださり、年下の子は身近に憧れの存在がいること、年上の子は年上の自覚を持つことで、お互いに良い影響を与えていることがよく分かりました。
- これまでの実習で異年齢保育に携わることができなかったので、今回の講義を聞くことができて良かったです。
- 異年齢保育での魅力も感じながらも、保育の形態が異なっていても、一人ひとりと丁寧にしっかりと向き合っていくことが必要不可欠であるということが分かりました。
- 本日の講師である保育者に、「縦割り保育にあまり賛同していない保護者がいるとすれば、どのように対応しますか」と質問したところ、「保護者と保育士の信頼関係がまず大事であることや、不安に思われる保護者には、普段の子どもの様子を細かく伝えることが大事」と教えていただき、学びになりました。
- 私が就職を希望している保育園では、異年齢保育を実践しており、難しいのかなと不安に思っていました。しかし、今日受講して、大変なことはあるけれど、一人ひとりの気持ちを汲み取りながら、個別的に配慮していく事が大切だと分かりました。現場の先生のお話を聞くことで、目の前の子どもと真剣に向き合っていこう!と思えました。
現職保育者の先生方の講義は、学生たちにしっかり響いたようで、真剣にメモをとりながら受講する姿が印象的でした。
この科目では、今回のように現場保育者の実践に触れることや、グループ討議・発表を通して幼稚園教諭・保育士に求められる資質能力について、具体的に学んでいきます。