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2021(令和3)年9月19日(日)に「地域での介護の仕事魅力アップ推進研究モデル事業」キックオフミーティングを開催しました。
今年度から富山短期大学では、キャンパスがある呉羽地域を対象に事業を始めます。福祉・介護分野で人材不足が深刻になる中、地域全体で支えあう形をつくるため、介護の仕事の魅力を知ってもらう理解促進と、介護の入門的研修の担い手づくりの2本柱で活動していきます。
当日は、呉羽地域にお住まいの方々や介護関係事業者の皆さまなど、オンライン・会場聴講で120名が参加されました。
はじめに、慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科教授の堀田 聰子 先生が「地域共生社会の推進~人生100年時代を生きる~」のテーマで、ご講演されました。
人生100年時代では、健康を"病気や障害がない完全な状態"と考えず、自分自身のからだやこころ、暮らしや生きがい、社会とのつながりがどのような状態かを見つめ、自分なりの健康を大切にするとともに、周囲も本人の健康の捉え方を尊重する"ポジティブヘルス"の考え方でみていくことをお話されました。
また、先生自身が代表を務めておられる「認知症未来共創ハブ」での活動から、立場を超えて「声に出すこと」「声に耳を傾けること」で現状を変える機会となると伝えられました。
交流ミーティングでは、本学健康福祉学科の中島学科長より"地域での介護の仕事魅力アップ推進研究モデル事業"について、願海寺野々上公民館の松倉 靖彦 館長より"コロナ禍での公民館活動"、社会福祉法人梨雲福祉会の林 一枝 理事長より"社会福祉法人の活動と介護現場の状況"について話題提供があり、コロナ禍での地域活動の意義や実際の活動状況や感染予防の取り組みについて参加者にインタビューし、意見交換しました。
【コロナ禍での公民館活動について】
【社会福祉法人の活動と介護現場の現状について】
コロナ禍での活動は今後も模索が続きますが、何のための活動か原点に立ち返りつつ、感染予防しながらやり続けることが大切だと共有できました。
このミーティングを皮切りに、呉羽地域での活動を進めていきます。
よろしくお願いします。
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