2021(令和3)年9月13日(月)から9月24日(金)までの間、幼児教育学科1年生が、富山短期大学付属みどり野幼稚園で教育実習を行いました。
学生たちは、5月から6月に行った観察実習で学んだことを生かして、今回は一人あたり2日間実習しました。
実習日程や内容については、県内の新型コロナウイルス感染状況、学生のワクチン接種状況などを踏まえて、幼稚園と連携しながら検討した上で実施しました。
ゴールテープを担当しながら4歳児の姿を見守る学生
距離をとって園児の姿を観察する学生
サーキットの補助
午前中は、園児と距離をとりながら活動のようすを観察し、学生1人あたり1回ずつ、指導案をもとに園児の前で手遊びを実践しました。
3歳児クラスの手遊び実践
4歳児クラスの手遊び実践
♪パンやさんにおかいもの 「みんなはどんなパンが好き?」
午後から学生たちは短大に戻り、幼稚園の行事で使用するための教材づくりや、実習日誌の記入に取り組んでいます。
園行事で使用する教材づくり
集中して午前中の保育の記録を書いています
園児の降園後には、幼稚園の先生が短大E館に来てくださり、その日の保育を振り返り、互いに意見を交わし合います。
保育終了後、担任保育者と振り返り
この振り返りから保育者の意図などを学んでいきます
付属幼稚園は、短大と同じキャンパスにあり、子どもたちとは、実習以外の行事でも交流できるので、幼稚園の先生方も含めてとても身近な存在です。
この実習で、「幼稚園の先生」への憧れから、理想の保育者像を描いていく学生の姿が多く見られます。
このように、富山短期大学幼児教育学科では、2年間継続して子どもたちの成長に触れ、保育の喜びを感じることができます。
【 学生の学び・感想 】
- 今回の実習で、子ども一人一人の良さを見つけ具体的に褒めることで、子どもの意欲が増し、行動力が高まったり、保育者との信頼関係にもつながったりするので大切だと学びました。
- 5月・6月に観察した時よりも、人前で発表することができるようになっていたり、鉄棒で初めて回ることができた子の傍に寄り添うことができたりと、成長した姿を間近で見ることができて嬉しかったです。
- 一人一人の「できること」や「できないこと」、性格などを理解し、子どもが達成できる小さなねらいを立てていくことが大切だと学びました。
- 園児の前で、手遊びを実践する機会をいただき緊張しましたが、一緒に歌いながら参加してくれて、コミュニケーションがとれたので嬉しかったです。リズムを大事にすることや、緩急をつけるなどの改善点も見つけられたので、とても良い経験になりました。
- 今後の実習でも、子どもの言動や行動、表情などから、その子がどのようなことを感じているのか、その子にどのような援助が必要なのかを考えられる力を身につけてきたいです。