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健康福祉学科では、毎年、四年制大学への3年次編入学を希望する学生を対象に、「先輩と語る会」を、前期末試験の最終日に開催しています。今年度は2021(令和3)年8月6日(金)に2人の卒業生を招いて行い、1・2年生合せて7人が参加しました。
令和2年度に富山国際大学の子ども育成学部へ編入学をして、社会福祉士を目指している奥村海斗さんは、健康福祉学科での学びを経て編入学したことのメリットや強みと、編入学試験対策などについてお話しされました。特に、実習経験が豊富なことでの利用者理解やアセスメント(事前評価)について大学の先生から認められたとのことでした。
また、社会福祉士として高岡市高陵・下関地域包括支援センターに勤務している水上まどか様は、介護福祉士として働くなかで相談援助の知識や技術が必要だと感じたこと。働きながら通信教育での編入学をするために準備したこと、そして、実際に編入学をしてみての感想と現在の社会福祉士として勤務している様子についてお話しくださいました。
以下は、参加した学生の感想です。
2年女子
水上さんの、介護福祉士として働いているうちにもっと知識をつけて自分の可能性を広げていきたいという気持ちから、社会福祉士の資格を目指した話が印象に残りました。特に、資格取得後も介護福祉士として働き、経験を十分に積んでから相談援助業務に就いたという点が、とても参考になりました。
編入学をして、もっと幅広く福祉の支援ができるようになりたいと改めて思いました。
2年男子
奥村さんの話からは、健康福祉学科を経ることで、必要ないくつかの科目を短大在学中に履修できるメリットを再認識できました。
水上さんの話からは、通信教育ではレポート課題が多いので、レポートを書き慣れる必要があるとアドバイスをいただきました。社会福祉士の国家試験対策では、過去問題集を何度も繰り返して取り組んだ話が印象的でした。
先輩方からいただいたアドバイスを胸に、編入学に向けて頑張っていきます。
1年女子A
奥村さんの、11月の実習期間中は帰りに毎日学校に来て先生と面接練習をされていたというお話を聞き、編入学には覚悟が必要だなと思いました。
水上さんが、精神保健福祉士の資格をとることが次の目標だと言われていたことで、私も興味関心を持ちました。
お二人の話を聞いて、編入学には努力が必要と知り、今からコツコツと勉強し、レポートの書き方の力を付けていこうと思いました。
1年女子B
編入学をしてみたいという思いはあっても、具体的に何をすればいいのか分からなかったし、編入学についての知識もあまり持っていませんでした。しかし、今回先輩から話を伺い、自分の中で編入学についての思いが以前よりも明確になり、短大卒業後について考えるきっかけとなったので、参加してよかったです。
1年女子C
奥村さんのお話では、介護福祉士と社会福祉士のどちらの道に進むのか悩んでいるということで、2つの資格を目指すだけではなく、学びながら自分が本当に進みたい道を定めていく必要があると分かりました。
水上さんの話では、通信制で働きながら学ぶということの大変さを感じました。職場の理解が必要なことはもちろんのこと、環境の整備(インターネット環境等)については、とても参考になりました。
1年女子D
編入学後には、いくつもレポートを書いたり実習が長かったりと、大変なこともたくさんあると知りました。その際に困ることがないように、今のうちから実習やレポートに慣れておくことが大事だと思いました。
これから、辛い時には友だちに頼ったり、自分の現状を受け止めて「次は頑張ろう」と切り替えたりして、編入学を目指していきます。
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