「障害者ケア論Ⅱ」では、現場の第一線で行政、社会福祉事務所の立場で相談支援を行っている富山市役所の障害福祉課 春木 主幹に、3回にわたって特別講義をいただきました。
<期日及びテーマ>
- 1回目 4月26日 「知的障害者の支援の実際」
- 2回目 5月19日 「精神障害者の支援の実際」
- 3回目 7月 7日 「地域のサポート体制」
熱く語る
富山市障害福祉課 春木 主幹
説明を聞き、パンフレットを
みつめる学生
精神障害の支援を聞き、
メモをとる学生
毎回、現場の実践を交えたわかりやすい講義を行っていただきました。
地域のサポート体制では、岩瀬地区の地図をもとに、保育所や小学校、保健福祉センター、地区センター等の機関をはじめ、馬場家や森家、桝田酒造や障害就労継続支援事業所MUROYA、曳山祭やみなとまつり、住民運動会などの地域のつながり、地域の多くの団体の説明があり、地域をイメージすることができました。
その上で、障害福祉サービスを活用し、地域で支えている3つの事例の紹介がありました。
【事例1】身体・知的障害のあるきょうだいの在宅生活への支援
【事例2】知的・精神障害のある女性の妊娠~出産~子育て支援
【事例3】高齢の母が亡くなり、一人暮らしとなった知的障害のある方への支援
【学生の感想】
- 岩瀬地区のサポート体制や地域における支援の事例を聞き、実際にどのようなサポートが行われているのかわかりました。自分の住んでいる地域のサポート体制も調べてみたいです。
- 支援の輪を広げるということに関して、今の自分ができることを探して実行することが大切だと感じました。
- 事例をもとに、障害がある方への支援の実際を知ることができ勉強になりました。
- 事例が多く、イメージしやすかったです。地域の人と人とのつながりを維持することが大切だと思いました。
- まず、地域サポートで見回り隊の話を聞いた時、高齢者だけだと思っていたのですが、小学生の時に帰り道にそういう方がいることを思い出し、とてもありがたいと思いました。また、3回を通して障害者の支援がよくわかりました。
- 自分の住んでいる地域で行われているサポートは何か、国や全国で障害者への差別をなくすために行っているサポートを知りました。
- 私の住んでいる地域にはどのようなサポートがあるか知らないため、知る必要があるなと思いました。住み慣れた地域で過ごすためには、地域の人とのつながりが大切だなと思いました。
- 3回にわたる講義ありがとうございました。事例の話を聴くことができ、実際に社会の中で困りながら生活していることや、支援が必要な方々がいるということを知ることができました。