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【授業紹介】応用栄養学特別実習③(アレルギー対応食)

2021年07月19日専攻科食物栄養専攻

 専攻科食物栄養専攻では、2年次前期に「応用栄養学特別実習」を開講しています。この実習は、1年次の「栄養学特論Ⅱ」で学んだライフステージ別の栄養管理に基づき、実際に調理や献立作成、栄養教育を実施する授業です。

 模擬料理教室3回目のテーマは、「アレルギー対応食」です。

 食物アレルギーの子どもを抱える保護者の方を想定し、「特定原材料7品目不使用」をテーマに実施しました。メニューは、「鶏肉とたっぷり野菜のタンメン風」「カラフル生春巻き」「オレンジ」です。

 食物アレルギーの原因となる食物として、たくさんの種類が存在することがわかっていますが、厚生労働省が容器包装された加工食品への表示を義務づけているアレルギー物質は7品目(かに、えび、卵、乳、落花生、小麦、蕎麦)で、これらを「特定原材料」と呼んでいます。

 今回は、食物アレルギーがある方でもおいしく食べられる味や見た目を心がけました。

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調理方法の確認をしています

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「鶏肉とたっぷり野菜のタンメン風」の調理風景

 「鶏肉とたっぷり野菜のタンメン風」は、中華そばの代わりにフォーを使用しました。小麦、乳、卵アレルギーがあっても食べられるようにするためです。また、鶏肉からたんぱく源をとれるうえ、たっぷりの野菜からビタミンをとることもできます。

 「カラフル生春巻き」では、卵不使用のマヨネーズを使用し、オーロラソースを作りました。また、夏野菜のキュウリとコーン、パプリカを用いて彩りをよくしてみました。そして、カルシウムが豊富な切り干し大根やごまを使用しました。乳アレルギーがあって牛乳が飲めない子でも、カルシウムをしっかりとることができます。カラフル生春巻きは、楽しく簡単に作ることができるので、小さなお子さんと一緒に調理することができると思います。

 学生からは、「初めてフォーを使って調理した!」や「特定原材料7品目全てを使用していないのはすごい!」という感想がありました。

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左から:鶏肉とたっぷり野菜のタンメン風、オレンジ、カラフル生春巻き