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食物栄養学科では、1年次前期に「食品学実験」を開講しています。この授業では、食品中に含まれる成分の分析を行い、実験の基礎を学んでいきます。
2021(令和3)年5月17日(月)の授業では、お酢の中に含まれる酸味の成分「酢酸」の量を測定しました。
測定には、細長いガラス器具(以下、ビュレット)を使用していきます。ビュレットの中にはアルカリの試薬(以下、水酸化ナトリウム)が入っており、コックをひねると三角フラスコに水酸化ナトリウムが入っていく仕掛けとなっています。
ビュレット
三角フラスコに入ったお酢(サンプル)
ビュレットのコックをひねり、三角フラスコの中に水酸化ナトリウムを少しずつ入れていきます。薄いピンク色になると測定終了ですが、入れすぎて濃いピンク色にならないように、撹拌しながら慎重に入れていきます。
三角フラスコの様子
お酢の色がピンク色に変化する様子(測定終了)
三角フラスコに加えた水酸化ナトリウムの量をビュレットの目盛りから読み取り、化学計算により酢酸の量を求めます。
ビュレットの目盛り(拡大図)
このように食物栄養学科では、化学実験などをとおして食品の分析基礎技術を身につけるとともに、食品成分についての実験を行い、食品に関する知識をさらに深めていくことができます。
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