2021(令和3)年1月21日(木)、幼児教育学科2年生の専門科目「子どもと遊び」の授業の一環で、劇遊びのクラス交流発表会を実施しました。
この授業の目的は、園生活における行事が、子どもが自ら環境に働きかけ、人と交流しながら活動する"遊び"の延長線上にあることを理解することにあります。
今回の劇遊びでは、絵本やお話の世界で遊ぶことの意味を理解したうえで、劇遊びで採り上げる題材の絵本をグループごとに選びました。
また、以下の視点で、製作に必要な用具や素材などを準備して、言葉のおもしろさ、やり取りする楽しさを味わったり歌を作ったりしながら劇遊びの脚本としてまとめ、複数回にわたる授業内で遊びを展開していきました。
- 5領域の総合的な活動
- 劇遊びが発表会へとつながるプロセスを理解する
- 必要な役割に応じて活動を楽しむ
大きなかぶ 「うんとこしょ、どっこいしょ」
「おむすびころりん」 愉快なねずみの踊り
「めっきら もっきら どおんどん」 縄跳びに挑戦する場面
「ぽんたのじどうはんばいき」
「どうぞのいす」
金・銀、宝が出てくる、出てくる
「3びきのやぎのがらがらどん」
「ももたろう」
【 学生の気づき・学び】
- 初めは「うまくやらないといけない」という焦りがありましたが、クラス内で発表を行ったことで、「劇を楽しむ」ことを感じながら取り組むことができました。
- 子どもと保育者の両方の視点に立つことは難しいと考えていましたが、活動していくうちに、子どもの視点で小道具の使いやすさを考えたり、保育者の視点になって材料の選定を考えたりすることができました。
- 発表会までのプロセスは、本番で間違えないようにするためのものではなく、友だちや先生と遊びを楽しむ中で、「他の人にも見てもらいたい」という子どもの気持ちを大切にするものだと実感できました。
- 自分たちで役割を分担して劇遊びを経験してみることで、どのように進めるか?自分が子どもだったらどうするか?などを考えることができました。
- 今回の経験をとおして、保育者として現場に出た際にも、子どもが主体となって楽しむということを念頭に置き、子どもたちと楽しさを共有して、子どもがありのままの姿を表現できるようにしていきたいと思いました。
- 私たちの班はオリジナルの歌を作ったことが、話の世界を盛り上げることにつながったと思います。歌詞を考えたり、ピアノの得意な人が音楽を作ったりして、それぞれの得意なことを生かし、それが積み重なって表現することができたと思います。
- 絵本の世界をまず楽しむことで、いろいろなイメージが沸いてきました。それを友だちと共有したことで、劇遊びがより楽しいものになったと思います。