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健康福祉学科1年生と2年生が今年度初めてとなる「介護実習」に取り組みました。
例年、8月から9月かけて学外施設で実習を行っていますが、今年度は新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策のための新たな取り組みとして、学内での実習も導入しました。
介護実習に参加する2年生33名は、「新型コロナ感染予防対策についての理解を深めること」と「実習で関わる高齢者・障害者の病気や薬、症状の確認と知識を深めること」の2つを目標とし、1日かけて取り組みました。
午前は、新型コロナウイルス感染対策に関する研修会のビデオの視聴と感染予防の演習、手洗い方法などを学習しました。
ビデオは「とやま介護安心ネットワーク」主催の研修内容を視聴し、感染および手洗いや手指消毒・マスクの必要性と取り扱い方の基本的知識など、前期に学内で学んだことの確認と、自己の感染予防における意識向上を図りました。
視聴後に行った感染予防の演習では、学生たちが「身近に感染者が出た場合や疑わしい症状の時、適切に対応できるだろうか」、「自分が気づかないうちに感染して、実習先でうつしてしまうのではないか」といった不安を共有しながら演習に取り組み、改めて感染に対する責任感を養えたものと考えています。
手洗いの演習では、「手洗いチェッカー」を使用して、手洗いの確認も行いました。
午後は、ポリ袋と養生テープを利用した簡易防護服作りと病気に関する学習を行いました。
学生たちは、「簡単にできて実用的」、「大きさも調整することができて便利」といった感想を述べていました。
続いて、介護過程実習の配属先施設にご協力いただき、もう一つの目標である「実習で関わる高齢者・障害者の病気や薬、症状の確認と知識を深めること」についての基本的な情報を調べました。
また、昼食前と学内実習の終了時には、使用した教室や廊下の手すり、ドアノブ、トイレのフタなどを全員でしっかりと消毒して、感染予防対策に関する学内実習を終えました。
学外施設の方々にご指導いただくための下準備となる事前学習を踏まえて、学生たちは介護実習に臨みます。
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