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2019(令和元)年9月9日(月)、11日(水)、12日(木)の3日間、大学コンソーシアム富山の共同授業科目「とやまの食文化」を開講しました。
最初は、多くの大学等から集まった学生たちが、お互いに緊張している様子でしたが、回を重ねるごとに会話が弾み、交流も深まりました。
受講生の中には長野県、新潟県、岐阜県などの富山県外出身者が全体の2割程度含まれており、富山県の食文化を理解していただく機会になりました。また、富山県内出身の学生たちにとっても「とやまの食文化」を再発見する機会になったようです。
初めて本学で開講する共同授業科目でしたが、充実した密度の濃い授業を展開することができました。
大学コンソーシアム富山では、富山県内の大学・短期大学・高等専門学校の高等教育機関が、教育水準の向上を図るため単位互換協定を結び、学生が他の大学等の授業科目を履修し、修得した単位を在籍する大学等の単位として認定しようとする制度を設けています。
共同授業科目の中には、特色ある授業科目や所属する大学等には無いユニークな授業科目が提供されているため、学生たちは知的な関心や興味に応じた授業が受講できます。
「とやまの食文化」は、平成31年度前期 夏季集中講義のひとつで、2名の外部講師と本学の3名の教員が講義を行い、富山の恵まれた農水産物を知り、その食材を用いた調理実習や食品製造工場を見学することにより、富山の良いところを発見することくぉ学習目標としています。
富山県内の高等教育機関から34名(富山大学3名、富山県立大学8名、富山福祉短期大学1名、富山高等専門学校3名、富山短期大学19名)の学生が受講されました。
授業では、先人の知恵により育んできた食文化について、地形や自然環境を学習しながら食体験や調理実習をとおして理解を深め、「とやまの食文化の魅力」と「次世代にとやま(地域)の食文化をどのように発信していったら良いのか」をワークショップで、8つグループのごとに自由に意見を交換しながら熱心に考えました。
【対象層を想定して考えた各グループの意見】
【 受講者の感想 】
今回の体験や学びをとおして、和食を次世代に伝承していくこと、すなわち「伝承」がキーワードだと感想に書かれていました。この講義の最初の目的が伝わっていたと思っています。若い世代が「とやまの食文化」の講義をきっかけに、地域の食文化の魅力を発信し、次世代に伝える原動力になってほしいと願っております。
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