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2019(令和元)年5月30日(木)~31日(金)の2日間、経営情報学科1年生を対象とした学外研修を石川県内で実施しました。
初日は、もの作りの現場を見学することを目的として、参天製薬株式会社、小松マテーレ株式会社、株式会社ナウの3社をグループ別で訪問しました。
参天製薬株式会社の能登工場 は、世界最大レベルの点眼剤生産工場で、年間3億本の高品質な点眼商品を供給しています。
社員の方に生産工程について説明いただいてから、製造現場を見学しました。クリーン環境の調剤工程から、完成品のパレットを自動搬送する大規模な倉庫を見学し、学生たちは、その大きな規模に驚いている様子でした。また、説明された社員の方に、製造方法などを質問している学生もいました。
小松マテーレ株式会社 は、染色を基にしたポリエステル、ナイロン、布地、ポリマーなどの化学品の開発、製造・販売を行う企業です。製造されている布地などは、私たちの身近な衣類などに使われています。
企業の概要や製品についての説明を受けてから、製造工程の一部を見学しました。
株式会社ナウ は、女性用下着や化粧品の製造を行う企業です。「高級感 + Made in Japan」という理念のもと、手作業で縫製を行う工程を見学しました。
見学後には、社長にお話しいただく時間と質疑応答の機会を設けていただき、学生たちは「商品のターゲット年齢はどのように決めたのか?」、「社屋をこの場所にした理由は?」などの質問に、丁寧な回答をいただいていました。
その後、3グループが合流して、加賀 伝統工芸村 ゆのくにの森 で和紙作り、九谷焼絵付け、ガラス工芸等の伝統工芸制作を体験しました。
和紙作り体験では、ぬくもりのある和紙で「しおり」を製作しました。漉きげたという木枠を使った紙漉きや、漉いた紙の上に金箔や植物の葉を載せてデザインしたりと、学生は夢中で作業をしていました。可愛いもの、綺麗なもの、商品になりそうな仕上がりのもの、個性豊かな「しおり」が完成しました。
九谷焼の皿への絵付け体験では、真剣にデザインを考え、描いては消しを繰り返して、納得いく絵柄になるまで考え完成させる姿が見られました。また、ガラス工芸体験では、すりガラスに砂を吹き付けてキャラクターなどの絵や花柄模様などの絵を描くサンドブラストの工程を、慎重な手つきで行っている様子が印象的でした。
宿泊場所となった片山津温泉 佳水郷 は、APAグループ唯一の温泉旅館です。「ホテル経営とおもてなしの心」について、支配人と女将にお話しいただきました。
説明を聞いた学生たちは、「外国の方に対してどのような『おもてなし』をするのか」など、積極的に質問を行っていました。
2日目は、金箔工芸で有名な金沢の企業訪問と金箔貼り体験、グループでの金沢散策を行いました。
一緒に学ぶ仲間たち同士で研修を楽しんでおり、あちこちに笑顔があふれていました。さまざまな体験をとおして交流を深めることができた2日間を、これからの学校生活でも生かしてもらい、たくさんのことを学び、吸収していってもらいたいと思っています。
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