2018年(平成30年)12月12日(水)に、2年生の「総合実習報告会」を開催しました。
「総合実習」は、グループホームをはじめとして、小規模多機能型居宅介護、富山型デイサービス、地域密着型介護老人福祉施設や障害者支援室などで、さまざまな暮らしと多様なサービスの在り方を理解することや主体的に実習課題を設定し、介護福祉士としての基本的な能力を総合的に身につけることを目的として実施しています。
総合実習の概要
実習期間:2018(平成30)年10月25日(木)~11月7日(水)【90時間】
対象学生:福祉学科2年生
実習施設:特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、障害者支援施設、共同生活介護、
小規模多機能型居宅介護、富山型デイサービス、地域密着型特別養護老人ホーム
発表後の質疑応答
発表中
記録・計時係もメモをとりながら
【 2年生の感想 】
- これまでの実習の集大成として、自己の成長を感じられる発表になりました。自分が1年生の時は先輩方の総合実習の報告を聞いて、自分にここまでの学びを得られるのか、無事に実習を成し遂げられるのか不安でいっぱいでした。今回、1年生が質問していた、介護計画実習で情報収集をすることに対する不安な気持ちも理解できました。しかし、支えてくださった先生方、熱心に指導してくださった指導者の方々、いつも温かく見守ってくださった利用者の方々、共に実習を乗り越えた仲間のおかげで無事に終えることができました。実習で学んだこと、報告会を通して仲間から学んだことを、今後も生かしていきたいです。
- 今回が最後の実習報告だったので、総合実習の振り返りだけでなく、これまでの実習の振り返りにもなりました。大規模施設ではなく在宅に近い雰囲気の環境づくりをされている施設で実習をした人の話を聞いて刺激を受けるとともに、新しい気づきもありました。特に、利用者とのコミュニケーションについて、前もって相手を理解しておくことや言葉がけを工夫することにで、利用者一人ひとりにあったコミュニケーションがとることができました。信頼関係を構築した上で、利用者の真の思いを理解できるような関わりができるようになりたいです。
【 1年生の感想 】
- 今回の報告会は、2年生の最後の実習ということで、2年間の努力の成果が伝わってきました。グループホームならではの、利用者の思いを尊重して行われる介護の様子を知ることができました。そして、情報収集の大切さ、コミュニケーションの取り方、利用者に対する接し方などを学ぶことができ、自分たちが2月に参加する実習に役立てられるヒントが数多くありました。事前に資料などに目をとおし、利用者の方のことを少しでも理解しておくことで、相手に応じた対応ができることが分かりました。自分が実習中に困ったときには、適切な対応ができるように、報告書を読み返したいと思います。
- 福祉施設として一般的な特別養護老人ホームや介護老人保健施設だけではなくグループホーム、富山型デイサービス、障害者施設などについて聞くことができました。富山型デイサービスでの実習報告は、高齢者や障害者に加えて子どもがいるということなので、様々な関わりを持つことができることや、明るい雰囲気がとても魅力的に感じました。
- 利用者に合わせた介護が大切だと分かっていても、多くの利用者と関わる中で業務的になってしまったり、この人はいつもこうだから今日も同じようにやればいい、と思ってしまったりすることがあると思います。でも、毎日同じではなく、その時々に相手をしっかり観察し、気分の変化まで考えて、適切な介護を行うことの重要さを改めて感じました。報告にあったコミュニケーションの方法や介助の仕方などを参考にして、次回の実習から生かしていきたいです。