2018(平成30)年11月7日(水)、「保育実習Ⅰ‐1」の事後報告会を行いました。
この「保育実習Ⅰ‐1」は、幼児教育学科1年生にとって、短大入学後初めての学外実習であり、保育所の3歳未満児を対象とした、保育士資格取得に必要な10日間の実習です。
グループごとに実習を振り返り、発表しあって課題をみつけます
学生は10グループにわかれて実習の内容を振り返り、事前目標の達成度などを自己評価した上で、今後の課題の確認をするという形式で行いました。
各グループごとに、実習の体験での感想や気づいたこと、子どもや保育者から学んだことなどについて、意見を交わしました。ここでは、その一部を紹介します。
【学生の学び・気づき】
●実習中、戸惑いや困難を感じたこと
- 玩具の取り合いなどによる、子ども同士のトラブルが多く見られた。このような場面で、保育者としてどのように声をかければよいか戸惑った。
- 食事の場面で、好き嫌いが多い子や、遊び食べをする子への援助について。
●実習中、喜びに感じたこと
- 自分が用意したペープサートを、子どもたちが「楽しかった!」と言って喜んで見てくれたこと。
- 人見知りの子どもが、実習の終わりごろに「お姉ちゃん先生、一緒に遊ぼう!」と、自分から話しかけてくれたこと。
●実習で学んだこと
- 保育者間の連携がとても大切で、子どもたちにも影響してくるということ。
- 保育者は、子ども一人一人の特徴や発達過程を把握しながら会話をしたり、援助をしたりしているということ。
- 子どもの気持ちを理解して受容し、共感することの大切さ。
- 自分でやってみようとしている子に対しては、すぐに援助するのではなく、見守る姿勢も大切であるということ。
●反省点、今後の課題
- 実習期間中に風邪をひき、声が出なくなってしまったので、体調管理をしっかりしたい。
- さまざまな角度から、子どもの姿や心情を考えて、一人一人に合った言葉をかけて援助をしていきたい。
- 絵本を読むとき、読むことに精一杯で子どもたちの表情や姿を見る余裕がなかったので、落ち着いて読めるように練習したい。
実習前に準備した手作りの教材
ボタン留めとマジックテープの付けはずしができます
このような学びの機会を与えてくださった実習先の各保育所の先生方、そして何よりも子どもたちに心より感謝申し上げます。