富山短期大学 学則第1条 第2項の規定に基づき、本学の卒業認定・学位授与の方針、教育課程編成・実施の方針、入学者受入れの方針を次のとおり定める。
富山短期大学は建学の精神・教育理念に基づいて、「高い知性と広い教養と健全にして豊かな個性をもった地域社会の発展に貢献する人材」の育成、すなわち全人的な人間育成をめざし、次の「五つの力」を身につけることを全学的な教育目標としています。
これらを踏まえて、各学科がそれぞれの教育目的に応じて定める卒業認定・学位授与の方針に示す学修成果を修得し、本学の卒業要件を満たした人に短期大学士の学位を授与します。専攻科においては、専攻科修了認定方針に示す学修成果を修得し、所定の修了要件を満たした人の修了を認定します。
富山短期大学がめざす人材を育成するために、本学の教育理念に沿って、各学科・専攻科がそれぞれの教育目的・目標に基づく学修成果の達成に必要な教育課程を体系的・系統的に編成し実施します。
教育課程の体系をわかりやすく示すために、科目間の連携や系統性を示すナンバリングを行い、併せて科目系統図を示します。さらに、各授業科目の学修成果と、学位プログラム全体・各学期の学修成果との関連をわかりやすく示すために、カリキュラムマップを作成し提示します。
教育内容、教育方法・学修方法、評価については以下のように定めます。
2年間を通じて、各学科の教育課程の体系性に基づき、系統立てて必修科目、選択科目を適切に配置し教育を実施します。
卒業認定・学位授与の方針に掲げる身につけるべき「五つの力」(「専門的知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体的に学ぶ力」、「協働力」、「人間性」)育成のために、各学年・各学期に講義、演習、実習・実験・実技を適切に配列するとともに、すべての教科目においてアクティブ・ラーニングを取り入れた授業の展開に努めます。
学生の「振り返り(リフレクション)」を促し、「主体的学び」へのモチベーションを高めるために、各種試験や課題・レポート、アンケート結果等を学期中にフィードバックする等の形成的評価に努めます。
本学では、卒業認定・学位授与の方針に掲げる学修成果の修得状況を、「学生個人」、「学科」、「大学」の3つのレベルで把握し、多面的・総合的に評価して、授業改善、学生の個別学習指導、ひいては教学の改善に役立てるとともに、対外的に教育の質保証を担保し、説明責任を果たすための可視化に努めます。
各授業科目の成績評価については、シラバスに示された学修成果別評価基準(ルーブリック)に沿って、学修成果の「五つの基準」(LO1:知識・理解、LO2:技能、LO3:思考力・判断力・表現力、LO4:関心・意欲・態度、LO5:人間性・社会性)別に、多様な手段と方法により、多面的・総合的かつ厳正に行うことを基本とします。
「学生個人」のレベルでは、各授業科目における学修成果基準別成績評価を累計して、学修成果基準別ならびに学修成果全体の実現・達成状況を確認するとともに、学期ごと及び累積のGPAを算出し、総合成績評価を行います。加えて、毎学期末の授業アンケートによる当該授業科目に関する学修成果基準別到達度、1年次入学時と卒業時に実施する学修行動・生活調査による学修成果基準別資質・能力の成長度を集計し、学生個人の学修成果の修得状況を多面的・総合的に評価します。
「学科」レベルの学修成果は、上記の「学生個人」レベルの学修成果の修得状況を集計して、多面的・総合的に評価します。
「大学」レベルの学修成果は、上記の「学科」レベルの学修成果の修得状況を集計して、多面的・総合的に評価します。
富山短期大学は、昭和38年、富山女子短期大学として創立以来、「高い知性と広い教養、健全にして豊かな個性を備えた人材の育成」を教育理念としてきました。
地域社会への貢献を社会的使命とする本学では、時代の要請に応えるべく、各分野でのスペシャリストの養成をめざしています。
この教育理念・教育目標に基づき、本学では、卒業認定・学位授与の方針に定める人材を、教育課程編成・実施の方針に則って育成するために、次のような人の入学を希望します。
本学ではこのような入学者を適正に選抜するために、多様な入試方法を実施し、本学が求める資質・能力を多面的・総合的に評価します。
各学科、専攻科"三つの方針"については、次のPDFファイルで確認できます。
富山短期大学 各学科、専攻科の"三つの方針"(令和5年度)